資料NO.:  3
資料名 :  千葉県連絡会通信 2002年4月号
制作者 :  県連絡会事務局
制作日 :  2002/04/01

2002年4月1日発行「百万人署名運動全国通信」第53号 付録

とめよう戦争への道!百万人署名運動
千葉県連絡会通信 2002年4月号

発行責任 県連絡会事務局

“ユウジホウセイ”とは、労働者・市民を強制的に戦争に動員する法律を作ること。
侵略戦争の歴史を繰返してはいけない。今こそ声を上げ、立ち上がろう。
有事法制に反対する4・6全国集会
46日(土)年後1時半 開会 (入場カンパ500円)
社会文化会館大ホール  (有楽町線・半蔵門線「永田町」下車)
◆ 講演 横田耕一さん(九州大学・憲法学)「憲法も人も殺す有事法制」
◆ スライドと解説 豊田直巳さん(フォトジャーナリスト)「パレスチナ、アフガンは今」
  戦争動員に立ち向かう労働現場から
 呼びかけ人リレーアピール ほか
新百万署名 何としても目標3万筆(千葉県)を達成しよう
 署名集約 3748筆(327現在;県事務局) カンパ 29700

 この4月、戦争動員法案、有事法制がいよいよ国会に上程されようとしています。
 一言でいうとこの「有事法制」とは、「戦争」を理由に「憲法」を停止し、国や軍隊(自衛隊)が私たちの「自由」をうばうことを可能にする新法と法改定の総体です。
 世論調査では、「備えあれば…」という情報操作のためか、賛成が60数%といわれています。「専守防衛」だったはずの自衛隊が、次々と海外に出ていっています。そのためのインチキ法を圧倒的多数で可決したのが、今の国会です。100万筆(県内で3万)の署名をとるということは、まさにこの状況をひつくり返すことです。決して簡単なことではありません。まだ署名用紙をお持ちのみなさん。今月また署名用紙をお送りしました。何筆でもけっこうです、集めてお送り下さい。今が、がんばりどきです。
 215日、海員・全港湾の労働者が有事法制反対の声明を出しました。26日には陸海空運輸・港湾労組20団体も反対声明を出しています。いわゆるマスコミ対策3法(個人情報保護法など)に対しても、反対運動が大きくなってきています。「報道の統制」も、また戦争には必要不可欠のものです。
 一気に求心力を低下させつつある小泉政権の、危険な「戦争準備」内閣としての性格を徹底的に暴露し、有事法制反対の輪を広げてゆきましよう。
活動報告
(1)新百万署名街宣
   署名集約 3748筆(327現在;県事務局) カンパ 29700
   投稿1 新百万署名何としても目標3万筆(千葉県)を達成しよう
     私は、この間、地元の街で独自に署名活動をおこなっています。
     2月の署名は、2時間弱で49筆集まりました。当日は高校受験帰りの中学生の反応が
   すごくよくて、続いて
1020代の若い人、女性がしてくれるという状況でした。熟年男性も
   ぽつぽつしてくれました。
3月は51筆でした。「私、署名します」と自分から声をかけてくれ
   る人も複数いました。○千円のカンパを下さる人もいました。

    千葉、津田沼、柏の街頭署名にも参加してみましたが、これらの行動や他県の連絡会の
   記事などを見ても、戦争への危機感が強まっているのを感じます。昨年から、地元の街で

   4
回やりましたが、いずれもいい反応でした。人があふれるように通るところでなくても、また
   少人数の取り組みでも、街頭署名をできるものだと実感しています。全然浮いてはいない
   のです。私自身にとってもいい経験になっています。

     100万筆の署名を実現させるのは、現状から見るとすごく大変なことですが、千葉では3
   万筆集めればいいわけで、そう考えれば手の届く数だと思えます。私自身は1000筆を目標
   にしています。現在
320筆です。450筆実現している人もいます。ご自分の1筆だけという人も
   何人もいますが、それも貴重な署名だと思います。自分のできることをしっかりやること、そ
   の積み重ねと広がりが
100万筆実現の道だと、私は考えます。
    地元の街でも一緒にやる人が出てきてくれることを願いながら、これからもおこなってきて
   いきます。皆さん、各地の街頭署名行動を実感してみませんか。(
TM.)

2)「有事法制学習会」 322 船橋A公民館
    平和運動サークル「とめよう侵略戦争千葉」の有事法制についての学習会がありました。
   講師は前に京葉連絡会でこのテーマでレポートをし、好評を得た
Yさん。Yさんは、126
   
「百万」全国交流会での福好さんの講演をベースに、運動をつくる側からの提起も併せて
   話されました。
    @有事法制は憲法を頂点とする法体系とは別次元の戦争法である。
    A周辺事態法→テロ対策特措法(=「周辺の周辺」事態法)→有事法制と進んできた。
    B戦争国家としての内実(国内体制)を整える。
    つまり、二つの侵略立法に実効性をもたせるため、戦後憲法体系の全面的転覆にふみこ
   んだこととして捉えられると、明快に分かりやすく話されました。新聞を使ってその全体像を
   明らかにし、民主党などからも提起されている、問題の「国民非常事態法」については、特
   にその危険性を指摘されました。参加者は約
15名でちょっとさびしかったですが、署名での
   反応など論議は活発で、皆さんの真剣さが伝わりました。市民ネットワーク・千葉県/平和
   部会で、
47日(日)午後2時から千葉県教育会館で福好さんを講師に「有事法制」の学習
   会をやるそうです。これまで出られなかった人は、ぜひ足を運んでください。

3)ヤスクニ参拝違憲訴訟
   「ちば・いちはら連絡会日記より」ホーム・ページをご覧ください。

4)京葉連絡会 お花見
    324日、心配だった前日の雨も上がり、「毎日花見をやろう」などと、大いに盛り上がりま
   した。新賛同者や初めての人もあり、全員で21名でした。明日からの署名活動にがんばろ
   うとお互いに誓いあい、3時間の花見を解散しました。新賛同者や初めての人もあり、全員
   で
21名でした。明日からの署名活動にがんばろうとお互いに誓いあい、3時間の花見を解
   散しました。                                    (T.
M.)

5)女性国際戦犯法廷「最終判決」
   投稿2  32集会に参加して
  
   「(東条英機らは)個人として、上官としての責任で有罪とする!」この歴史的判決が下
    された瞬間会場は総立ちとなり、大きな拍手で包まれたそうです。
01124日、オラン
    ダのハーグ女性国際戦犯法廷。その報告会が、
32日、千葉市内で開かれました。西
    野瑠美子さんの感動的な報告。すでに日本軍大元帥天皇裕仁には「有罪」の判決が下
    りていて、残りの
9人の被告への判決が言い渡されたのです。
     94年に東京地検に対して行われた「慰安婦」制度の刑事責任を求めた告発は、「なぜ
    今になって」という日本社会の“風化”に阻まれましたが、西野さんたちはあきらめなかった
    のです
四年後、三年の歳月をかけて、00年、12月に東京法廷で裕仁を裁き、ついにハー
    グでの最終判決までこぎつけたのでした。「すごい!」の一語に尽きます。わが「百万」もこ
    の意気込みに学ばなくては、としみじみ感じた次第です。

     追伸
     会場では、「百万」の署名に参加者全員が応じてくれました。ためらっていた青年も、集
   会の終わりにやってきて自分から署名をしてくれたのが、特に感動的でした。(
AM.)

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